株式会社海の森 森社長 (食品製造)
外国人技能実習生を受け入れている海の森様で起こった問題は、技能実習生とコミュニケーションを取れないことでした
外国人技能実習生を6人受け入れている株式会社海の森の代表森さんにお話を聞きました。
なぜ、実習生に日本語教育を導入しようと思ったのか、勉強してから実習生に起こった変化は何だったのか伺っていきます。
外国人技能実習生を受け入れた最初は挨拶しかできなかった
――森さんは何で外国人技能実習生に日本語を勉強してもらいたいと思っていましたか
私たちの会社には6人ベトナムの実習生がいたのですが、その中の2人があまり日本語ができませんでした。
その2人とは挨拶くらいしか会話できなかったのですが、仕事でわからない時があっても他のベトナム人にベトナム語で聞いていたため話せるようにならなかったので、勉強してほしいと思っていました。
――日本語を話せる人に頼ってしまうのは何が問題だったのでしょうか
先輩に頼っていると、やっている作業が合っているか間違っているか自分で判断できないため、問題が起こりやすくなってしまうことです。
――無料体験を利用してみて継続しようと思った理由は何がありましたか
無料体験後に2人が勉強しますって言ったからです。彼女たちが勉強にやる気があるなら、継続したいと思っていました。
あとは、勉強時間を仕事の時間とずらして調整することができたのも助かりました。
食品製造という仕事上、繁忙期とそうでない時で就業時間が不規則だった中でも勉強を継続できました。
自分から話しかけるようになり、技能実習現場での問題が減りました
――日本語を勉強したことで2人の実習生にはどんな変化がありましたか
2人とも自分から話しかけるようになったことが大きな変化としてありました。
他のベトナム人に頼らずに質問するようになったこともあり、仕事での失敗が減ったように思います。
―-具体的にどんなことを話しかけるようになりましたか
仕事での質問もそうなのですが、休憩時間とかにネットで家族の写真とか動画とかを見せてくれたり、お姉さんに赤ちゃんができたりとかも教えてくれました。
日本語を勉強する前は挨拶しか直接話せることがなかったので、距離が縮まったように思います。