株式会社阿部紙業 奈良田様 (製造業)
ベトナムの技能実習生が積極的に社内でコミュニケーションをとるようになりました
受講前は会社から日本語の勉強をやらされている感があり、嫌々学んでいたように見えていましたが、今では積極的に社内コミュニケーションを取るようになり、表情もとても明るくなりましたと奈良田さんは教えてくれました。
今回はベトナム人の外国人技能実習生を受け入れている、製造業の阿部紙業様にお話を伺いました。
技能実習現場での問題は、仕事のミスがよく起こっていた
――オンライン日本語教育の無料体験を利用しようと思った理由はどこにありましたか?
仕事の時に伝えたつもりが伝わっていないこと、例えば、実習生はわかったと返事をしたが本当はわかっておらずに後で失敗してしまうということが良く起きてしまっていたからです。
そのため、実習生がもっと日本語が上手になったら仕事のミスも減ると考えていました。
また、日本語に自信がないからか、話の途中で自ら話すのをやめてしまうこともありました。
――日本語教育を導入する前はどのように対応されていたのでしょうか?
むすびば の日本語教室を利用する前に、他の日本語教室を使っていたのですがそこでは日本人の講師がテキストに沿って読み書きをたんたんと進めていくスタイルでした。
そのため、実習生によって追いつけない子がいても置いてきぼりになってしまったり、日本語が上手な実習生は待たされるというような状況が発生してしまっていました。
実習生はこの授業だったら自分たちでやったほうがいいと言っていたので、他の日本語教育サービスを探していました。
――無料体験から日本語教室の継続を決めた理由はどこにありますか?
日本語が上達する鍵は実習生のモチベーションをどう継続できるかだと思っていました。
授業は好評で楽しいと実習生が言っていたので継続を決めました。
むすびば の日本語教室を受講前は会社から日本語の勉強をやらされている感があり、嫌々学んでいたように見えていましたが、今では積極的に社内でコミュニケーションを取るようになり、表情もとても明るくなったと感じています。
――オンライン日本語教育を利用して、外国人技能実習生に変化はありましたか?
昨年の12月に日本語能力試験に落ちてしまった実習生がいるのですが、試験以降日本語に自信がなくなっておりもう試験を受けたくなさそうでした。
オンライン日本語教育で学んでいるうちに、自信がついてきたからか今年の12月はN3を受けると言っていて変化を感じています。
――彼女たちに自信がついてきたのはどのような時に感じましたか?
2人から社員に対して話しかけるのを多く見かけるようになりました。一番は聞く力が大きく向上して、言われたことへの反応が良くなりました。そのため、落ち込んで暗い顔をすることもなくなり、ニコニコしていることが多くなったと思っています。
勉強が楽しかったからか、彼女たちが一生懸命努力したことが大きかったんじゃないかなと思います。
――今後の実習生に期待していることはありますか?
実習生は将来日系企業で働きたい人も多いためN2,N3を取れたらプラスなので帰国するまでにとれたら嬉しいです。
N2,N3に合格して、阿部紙業でこんな経験をしてきたと今後実習生に広めてもらえれば会社の評判にもつながり、今後日本に来る実習生の中で阿部紙業を希望してくれる人が増えたらいいなと思っています。