株式会社新星 (建設)
インドネシアの技能実習生が現場監督の指摘を理解できるようになりました
インドネシア人とカンボジア人を受け入れている株式会社新星にお話を聞きました。新星では、インドネシア人の技能実習生が、むすびばの日本語教育を受講して日本語で会話ができるようになったことで、仕事中に一人で作業ができるようになりました。
基本情報
会社名:株式会社 新星
国籍:インドネシア2名 カンボジア4名
職種:建設
仕事で日本人のサポートが不要になりました
ー どうして外国人に日本語の勉強が必要だと思いましたか?
以前受け入れていた技能実習生で、技能検定試験に落ちてしまった人がいました。試験に合格した人達の中でも、数名は現場の日本人から日本語が何も伝わらないと報告を受けていました。指示を間違えて実行してしまうことが多く、仕事を任せることができませんでした。
ー 仕事をしているだけでは日本語は上達しなかったのでしょうか?
仕事をしているだけでは、日本語を話せるようにはなりませんでした。日本語力を伸ばしてもらうために、実習生が住んでいる部屋にテレビを設置して毎日見てもらったり、移動時間など仕事以外の時間でも日本人からたくさん話しかけたりもしたのですが、日本語力に変化はありませんでした。
仕事に関しても、毎日行う仕事は見よう見まねで覚えますが、別の現場に移動したり新しい仕事になると失敗が増えてしまいます。このままでは新しい仕事を任せられるようにならないと思い、むすびばの日本語教育を利用することに決めました。
ー 仕事現場では具体的にどのような問題がありましたか?
実習生が行う仕事は「掘る」「生コンを流す」「足場を作る」などの作業が中心です。建設現場で問題だと感じていたのは、現場監督に指摘されても1人では手直しをできないことでした。
例えば、足場の高さを間違えて切ってしまった時に監督が直すよう指示しても、日本語が分からず指示の内容が理解できないため、修正することができませんでした。1人で手直しができないと日本人がサポートすることになり、結果的に日本人の負担が増えてしまいました。
ー むすびばの日本語教育を受講してから、現場ではどんな変化がありましたか?
インドネシア人実習生の会話力が上達し、日本人の指示がしっかり伝わるようになりました。現場監督からの指摘も理解できるようになったため、一人で手直しすることができるようになりました。
仕事以外でもいい影響がありました。新星では、社員みんなでバーベキューをする機会を定期的に作っています。以前は日本人との会話が少なかったのですが、日本語が上達してからは実習生自ら日本人に話しかけて交流していて、いい関係を築けていると感じます。
2人の実習生の日本語が上達したので、6人全員にむすびばの日本語教育を受講してもらいました
ー 最初はインドネシア2名の受講でしたが、追加でカンボジアの方もお申し込みいただきました。
インドネシア人2人の日本語が上達して日本人と会話できるようになったのを見て、カンボジアの実習生のうちの1人にも受けさせたいと思いました。その後、他の特定技能のカンボジア人3名が自分たちも勉強したいと言ってくれたため、現在は6人全員が受講しています。
ー 会社として今後の技能実習生に何を求めていますか?
私たちは、日本人と外国人で同等に接することを考えています。仕事の実力が同じレベルなら給料も同じです。日本人と同じように日本語も話せないと同じ給料にすることはできないので、もっともっと上達してほしいです。
日本語ができるようになると、給料が上がるだけでなく、日本での生活や仕事が充実しますし、帰国した後も有利になると思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
むすびばではこれまで多くの企業様に日本語教育を提供してきました。
実習生を受け入れている企業様に短期間で会話力が上達する日本語プログラムを用意して、企業様にあった日本語教育を行っております。お気軽にお問合せください。