むすびばのオンライン日本語教育を受講したベトナム人がN3に合格しました

ベトナム人を受け入れている、岩井工業所の社長 柳さんにお話を聞きました。岩井工業所では、会話が成立していなかったベトナム人の日本語が上達し、N3の試験に合格することができました。

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基本情報
会社名：株式会社岩井工業所
受講人数：技人国2名
国籍：ベトナム
職種：建設

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仕事に対しての積極性がありませんでした

――ベトナム人に日本語を勉強してもらったのはどうしてですか？

会社の日本人と受け入れたベトナム人の会話が成立していなかったため、思うように仕事を任せることができなかったからです。翻訳機を使えば多少コミュニケーションは取れましたが、ベトナム人から話しかけることはほとんどありませんでした。岩井工業所は建設業で、ゆっくり丁寧に仕事を教えてくれるような人当たりがいい人ばかりではありません。彼らから話しかけなければ、仕事をする上で難しいこともあります。

――具体的にどのような課題がありましたか？

仕事に対して積極性がありませんでした。何かの作業が済んだら「この次は何をしましょうか？」と聞くくらいのやる気を見せて欲しいと思っていましたが、そういう質問はせずに、ぼーっとしているだけの時がありました。お願いした作業が終わった後、日本人から仕事を与えられるまで待っていると仕事が身に付くのが遅くなってしまいます。

昼時に倉庫の作業をしていた時、日本人がまだ仕事しているのに勝手に昼ごはんを食べに行ってしまうこともありました。育ってきた文化が違うので、日本人が驚くような行動をしてしまうことは仕方ないのかもしれませんが、最低限は日本の風土に合わせる必要があると思っています。

――日本で働くには、日本の働き方に合わせる必要もありますよね。

私たちは送電線の鉄塔の組み立てから配線までやっている会社です。守ることをきっちり守っておけば命を失うことは絶対ありませんが、ちょっとしたミスが命取りになります。
そのため、仕事の進め方を日本語で伝えても理解してもらえなかった時は、実践して見せて真似してもらっていました。それを優しくできる人ばかりならいいですが、言葉の荒い人がいたり、イライラして怒鳴ったりしてしまう人もいます。そうなると彼らは萎縮してしまうので、日本語でスムーズに会話ができるようになる必要がありました。

――むすびばを利用しようと思ったのはどうしてですか？

日本語教室に通うことも検討しましたが、近くに教室がありませんでした。バスを使って勉強しに行くことになるのは気の毒だと考えていた時に、オンラインで日本語教育を行っているむすびばを知って電話しました。その時の対応が良くて、優しそうな印象を受けたので無料体験を使ってみることにしました。費用が発生する前に無料体験をしてもらえるのが良かったので、他の日本語教室を探すことはやめてむすびばを使うことに決めました。

N3の試験に合格し、自動車免許も取得できました

――むすびばの日本語教育を使ってみてどうでしたか？

昔は指示をしても理解できてなかったであろうことを理解できるようになりました。特に、聞く力が上達したことで、仕事でミスすることがなくなっていきました。仕事以外の面でも、日常生活での会話や、書類の説明をするときにしっかり伝わるようになりました。

ーー今後の彼らに期待していることはありますか？

2人のうち1人は、自分でN3の試験を申し込んで合格することができました。さらに、自動車免許も取得しました。それだけ日本語が上達し、日本で長く生活していきたい気持ちが生まれているのだと思います。彼らがもっと育っていってくれれば、今後新しいベトナムが入った時に彼らが教えてくれるようになるので、そのような循環ができたらいいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。