技能実習生は、受け入れ企業で働く前に日本語を学びます。日本語の勉強は入国前に送り出し機関が実施するものと、入国後に監理団体が実施するものに分かれます。入国前の講習は、各国の送り出し機関が半年程度、場合によってはそれ以上の期間をかけて行っています。長い時間をかけて行っているものの、送り出し機関によって教育のレベルはバラバラのため、入国後の講習が重要になってきます。
入国後講習の期間
入国後講習は、技能実習生が日本に入国してから受け入れ企業で働き始めるまでの約1カ月間で行われるのが一般的です。正確に言えば、技能実習1号の活動時間の6分の1以上の講習を行う必要があります。ただし、送り出し機関で入国前の6ヶ月の間に160時間以上の講習を受けている技能実習生は、「第1号技能実習の総時間数の12分の1以上」が入国後講習を受ける時間です。第1号技能実習の総時間は最大でも2080時間のため、174時間程度の入国後講習を行うことになります。
入国後講習の約1カ月で実習生の日本語はどれくらい伸びるか
174時間の入国後講習は1カ月かけて行うことが一般的で、技能実習生は一日あたり8時間勉強することになります。入国後講習は配属前に日本語を学ぶ最後の機会なので、このタイミングで日本語の能力を伸ばしてほしいと考えている監理団体や受け入れ企業の方は多いのではないでしょうか。特に、配属後は実際に仕事をすることになるため、作業内容を教えたりするのに日本語でのコミュニケーションが増えていきます。福岡で入国後講習を運営している 「むすびば入国後講習センター」では、配属後に活躍できる技能実習生になってもらうため、日本語の会話力を伸ばすための授業を行っています。
少人数クラスで会話力を伸ばす
日本語を聞く力・発音・文章の組み立て力・語彙力を効率的に身につけ、仕事現場で話せるようになるための授業を行なっています。大人数に向けて一方通行の講義をするのではなく、少人数で技能実習生が話す時間を多く設けることで、日本語での会話力を伸ばしていきます。
技能実習現場で生きる日本語を学ぶ
技能実習現場で使われる言葉に限定してカリキュラムを作成し、技能実習生が仕事で役立つ言葉を理解できるような授業を行なっています。仕事で使う道具や機械の使い方も、企業ごとにオーダーメイドのプログラムを作ることで、建設業などトラブルが起こりやすい現場でもスムーズに働けることを目指します。
入国後講習の後も継続して日本語を勉強することが重要
1カ月の入国後講習で技能実習生は日本語を学びますが、それでも完璧に日本語でコミュニケーションが取れるわけではありません。日本人の私たちも、海外の言葉を学ぶ際は長い期間かけて学びますし、学んだ言葉を使わないとだんだんと話せなくなっていってしまいます。技能実習生も同じで、入国後講習が終わった後も継続して学んでいくことで、さらにコミュニケーションが取れるようになっていくはずです。
むすびばでは、オンラインでの日本語教育も行っています。入国後講習が終わった後も、継続して日本語を学ぶ機会を用意することで、技能実習生がさらに日本語での会話力を身につけることができます。配属後のコミュニケーションにお困りの方はぜひお問い合わせください。
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