外国人介護士が活躍できる「むすびばの」日本語教育プログラムとは

介護施設で人手が足りず外国人を採用したが、仕事がなかなか上達しなかったりトラブルが起こってしまう。特に言語の壁は、外国人スタッフにとっても受け入れる側にとっても大きな課題となっています。夜勤を任せられない、日本語が不自由でミスが多い、なかなか独り立ちできない。そんな悩みに対し、私たちむすびばが日本語教育を通じてどのようにサポートできるかをご紹介します。

外国人介護士向けにむすびばがサービスを始めようと思った理由

私たちが外国人介護士向けに日本語教育サービスをスタートした背景には、2024年3月ごろ、ある介護施設からいただいた相談がありました。「ネパール人を受け入れたが日本語がなかなか話せず、仕事を任せられない。本当は夜勤を任せたいのに困っている」という切実な声でした。

夜勤を任せるためには、職員同士の十分な日本語でのコミュニケーション、専門用語の理解、申し送りの共有が必要不可欠ですが、それが難しいという現実がありました。こうした声にお応えするため、むすびばでは介護現場に特化した日本語教育プログラムの提供を決意しました。

介護向け日本語教育プログラムの開発背景

私たちのは日本語教育プログラムを開発するにあたって、実際の介護施設に足を運び、外国人スタッフの働く様子を見学させていただきました。中でも、インドネシア出身の介護士さんに一日密着させていただき、どんな場面で日本語が障壁になっているのかを丁寧に観察しました。

日本人である私自身も、朝礼や申し送りの会議に参加させていただきました。そこで飛び交っていた日本語には、「VDS」「陰洗」など、日本人でも理解するのが難しい専門用語が多く使われており、これを日本に来たばかりの外国の方が理解するのは非常にハードルが高いと実感しました。

また、介護施設で働くスタッフの皆さんが、利用者様に優しく丁寧に接する姿を見て、本当に素敵な仕事だと感じました。だからこそ、こうした仕事を担う外国の人たちが安心して、もっと活躍できるようにしたいと強く思い、このプログラムを開発するに至りました。

こうした現場体験を通じて見えてきたのは、「必要なのは文法や単語ではなく、“介護施設で使える日本語”をどう学べるか」でした。そこで、むすびばでは実際の業務シーンに基づいた教材を用意し、現場で直面する具体的な課題に対応できるプログラムを開発しました。

むすびばの介護向け日本語教育プログラムの内容と効果

むすびばのプログラムは、単に日本語を学ぶのではなく、「介護現場で役立つ日本語」を身につけることを目的としています。そして半年で夜勤を任せられるようになることを目指しています。

プログラムの特徴は3つあります。

①会話中心の実践的なカリキュラム
介護職に必要な日本語でコミュニケーションをとる力を伸ばすため、少人数で会話を中心とした授業を行なっています。

②介護現場で必要な語彙の習得
基本的な単語だけでなく、介護現場で迅速にコミュニケーションを取るために使われる専門用語や略語も授業に取り入れています。

③介護記録を使いこなすための読み書き学習
日誌や介護記録を読む力と、利用者の状況を共有するための記録を書く際に必要な日本語で書く力を伸ばします。

実際にこのプログラムを受けた介護施設からは、「夜勤を一人で任されるようになった」「利用者さんと笑顔で話せるようになった」という声が多く寄せられています。
冒頭で取り上げた、「ネパール人を受け入れたが日本語がなかなか話せず、仕事を任せられない。本当は夜勤を任せたいのに困っている」介護施設様も夜勤を任せられるようになりました。

  • 外国人労働者向けオンライン日本語教育パンフレット_むすびば株式会社
  • 外国人介護士向けオンライン日本語教育パンフレット_むすびば株式会社
  • 技能実習生向け入国後講習パンフレット_むすびば株式会社

資料ダウンロード

プログラムの特長や、カリキュラムの内容が記載されたパンフレットを無料でダウンロードいただけます。