技能実習生が失踪してしまう理由は何か

コラム

技能実習生の受け入れ人数は毎年増え続けていますが、受け入れ期間の途中で失踪してしまうことがあります。実際に受け入れた企業様の中にも、突然の失踪に戸惑っている方がいるのではないでしょうか。

この記事では、技能実習生が失踪してしまう理由をご紹介します。現在受け入れている方々だけでなく、受け入れを考えている企業様も技能実習生の失踪を防ぐためにできることを一緒に考えていきましょう。

 

 

技能実習生 失踪の現状

拡大する技能実習生の受け入れと失踪

技能実習生は日本国内の働き手を増やすことを目的に増え続けています。法務省によれば、2022年6月末時点での技能実習生の数は327,689人となっており、これは技能実習に関する制度変更が行われた2010年の150,088人と比べると倍以上の人数です。

(年度別・技能実習生数)

一方で、失踪してしまう技能実習生が増えているのも事実。2021年の失踪者数は7,167人で、ピーク時からは減っているものの、多くの技能実習生が失踪しています。

(職種別・技能実習生失踪者数)

技能実習生が失踪してしまう理由


データを見てみると、技能実習生の50人に1人が失踪していることが見えてきます。彼らはなぜ失踪してしまうのでしょうか。失踪はいくつかの要因が重なることで起こっていますが、その中でも特に影響が大きなものが3つあります。

①仕事で必要なコミュニケーションがうまく取れない

労働環境の厳しさは、技能実習生が失踪してしまう原因の一つです。特に、むすびばが調査してきた中で大きな課題だと考えているのが、技能実習生と受け入れ先社員のコミュニケーションの問題です。

技能実習生は自国の送り出し機関で日本語を学ぶことで、日本で働くためのビザを取得することができますが、それでも日本語でのコミュニケーションは完璧ではありません。送り出し機関は数多く存在していて、行われている日本語教育のレベルにも差があります。日本語の能力が高くない人が教えている機関では、コミュニケーションがうまく取れない状態で日本に送り出すケースもあります。

日本語でのコミュニケーションが取れない状態で働き始めると、技能実習生も受け入れ企業も互いに不満を抱えることになります。外国人技能実習制度の特性上、技能実習生が関わる仕事は日本に来て初めて取り組むものが多くなります。母国語でない日本語で仕事を覚え、新しい技術を身につけていくのは難しいことです。このような環境で、技能実習生はミスを繰り返してしまったり、それが原因で受け入れ企業の社員から厳しい指導を受ける状況が続き、失踪に繋がってしまうことがあります。

その他、ハラスメントや賃金に関する不当な扱いを受けている場合も、同じように精神的なプレッシャーから失踪してしまうことがあります。

>>>技能実習生が日本語をできない理由はこちらから

②技能実習生が高待遇な仕事を求めて逃げてしまう

より高待遇な仕事を求めて失踪してしまう技能実習生も数多くいます。技能実習生として日本で働くためには、自国の送り出し機関に手数料を支払う必要があります。技能実習生は借金をして手数料を支払っている場合が多く、日本で働きながら借金の返済をしなければなりません。

自国で待っている家族に仕送りをすることも多い技能実習生は、よりお金を稼ぐために地方にある受け入れ先の企業から失踪して都心へと流れていってしまうこともあります。日本人と同じ水準の報酬が法的に定められているとはいえ、地方と都心では稼ぎに大きく差があるのも事実です。

また、彼らが都心へ流れていってしまう背景として、ブローカーの存在も無視できません。低い賃金で働くことに不満を持っている技能実習生たちに対して、SNSなどのオンラインコミュニティを通じて高収入の仕事を紹介しているブローカーもいます。その誘惑に乗ってしまった技能実習生たちが失踪してしまうケースは非常に多く、不法滞在の増加も問題になっています。

③日本での生活に馴染むのに苦労してしまう

気軽にコミュニケーションが取れる存在がいるかどうかも、技能実習生が日本で生活する上で大切です。先の2つの理由で技能実習生が悩んでいるときにその相談にのってあげることはもちろん、仕事終わりに食事に行ったり休日に一緒に出かける関係性を築くことは、技能実習生が安心して日本で働くことに繋がっていきます。社内で信頼関係をつくることは、実習生が受け入れ企業で働き続けるために重要なポイントです。

どうしたら技能実習生の失踪は防げるのか

技能実習生の失踪は、一つの原因に対処すれば防げるものではありません。すでに挙げているように、送り出し機関やブローカーといったコントロールできない要因に左右されてしまう側面があることも事実です。それでも、受け入れ企業の取り組み次第で失踪は減らせるはず。では、具体的にどんなことができるのでしょうか。

①技能実習生の日本語力向上に取り組む

日本語でのコミュニケーションをスムーズに取れるようになることで、技能実習生は安心して働くことができます。社員からの指示を適切に受け取ることでミスが減ることはもちろん、仕事ができるようになると技能実習生の自信にも繋がります。

→むすびばの日本語教育を知る

②技能実習生に適切な待遇を用意する

技能実習生が不満を持たないように給与を支払うことも大切です。出身国によっても差はありますが、多くの割合を占めるベトナムの場合は手取り15万円以下の仕事は選ばれづらい傾向にあります。契約する際には、手取りと額面の違いを説明しておく。会社の用意した住居や光熱費を差し引いて給与を支払う場合は、合わせて伝えておくことも重要です。

③積極的にコミュニケーションを取る

社内の日本人に面倒見のいい人がいることで、技能実習生は安心して仕事に向き合うことができます。仕事中に助けが必要かどうか気にかけてあげたり、いい仕事をした時に褒めてあげるといったコミュニケーションは非常に大切です。

とにかく、技能実習生は家族や友人と離れて日本に働きに来ています。彼らの不安を少しでも小さくできるように、信頼関係を築いていきましょう。

むすびばが提供する日本語教育の特徴

技能実習生が受け入れ企業の社員とスムーズにコミュニケーションをとり、ストレスなく仕事を覚えてもらうことを目的に、むすびばでは日本語教育を行っています。滞在期間が決まっている技能実習生に向けて開発したプログラムの特徴をご紹介します。

会話力の向上に特化している

むすびばの日本語教育の特徴は、講師や他の実習生との会話中心のオンライン授業にあります。一人で机に向かって勉強するのとは違い、楽しみながら日本語力を向上させることができます。授業で日本語を話すことに自信がつくと、実習生たちは仕事でも積極的に日本人社員に話しかけたり質問できるようになっていきます。

また、ほとんど日本語がわからない実習生も安心して学べる初心者向けのプログラムも用意しています。日本で生まれ育ったバイリンガルのベトナム人講師や、インドネシア語を話せる講師も在籍していて、母国語での解説とともにわからない点を確実に解消できます。

技能実習生の仕事が上達する

むすびばでは、実際に技能実習の現場で行われる会話を想定して作られたオリジナル教材を用意しています。会話と同時に仕事の内容も学べる内容となっていて、仕事が早く上達するように工夫しています。語彙や文法も建設業界に合わせて厳選しているため、市販の教材を使用する場合と比べて技能実習生の実践力はどんどん伸びていきます。

ただいま、3週間の無料体験授業を行なっています。ご不明点や気になる点など、お気軽にお問い合わせください。

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