介護の技能実習生に必要な試験について

コラム

介護の技能実習生は、入国後に受けなければいけない試験があります。1年目から2年目へと移行するためには、試験に合格する必要があります。

この記事では、介護の技能実習生が1年目に受ける試験の内容や時期、合格の秘訣や介護の実習生に求められる日本語力について解説していきます。

 

 

1年目に介護の技能実習生が受ける試験とは


介護の技能実習生が受ける試験は、「介護技能実習評価試験」というものです。それでは、入国1年目の試験について見ていきましょう。

①必要な介護の試験とその内容

介護技能実習評価試験には初級・専門級・上級がありますが、1年目に受けるのは初級です。初級は学科試験と実技試験の両方からなり、「指示の下であれば、決められた手順等に従って、基本的な介護を実践できるレベル」とされています。

(参考:介護技能実習評価試験とは

学科試験は、介護業務を支える能力・考え方、身体介護業務やそれ以外の支援について、使用する用品や安全衛生業務に関する知識などのジャンルからマルバツ問題が20問出されます。

実技試験は、着替え・移動・食事・入浴・排泄の介助などの身体介護業務と、車椅子の点検や手洗いなどの安全衛生業務が出題されます。試験時間は学科・実技それぞれ60分間ずつです。

(参考:介護職種 技能実習評価試験の試験科目

②技能実習生の介護試験時期

試験は技能実習生が勤務している事業所・施設にて随時行われますが、受験資格が定められています。

初級試験は「技能実習制度の介護職種に関し、6ヶ月以上の実務の経験を有する者(入国後講習の機関は含まない)」となっており、1年目の実習計画満了日の3ヶ月前までの受験が推奨されています。申請は受験の2ヶ月前には行う必要があるので、入国月から7か月目までに受検申請書を提出、9か月目を目安に受験しましょう。

介護の技能実習生が技能評価試験に合格するための秘訣

「他の会社の実習生と比べて、自分の会社の実習生は日本語が下手な人が多い気がする」そんな風に感じたことのある企業様は多いのではないかと思います。では、実習生の日本語レベルの個人差はどのようにして生まれるのでしょうか。

①介護の試験の問題例

ここでは、実際に出題されたことのある学科試験の過去問をご紹介します。実際の問題では、漢字には全てフリガナがふってあります。

次の文が正しければ〇 、間違いなら × を 解答用紙の 「答え」の中に書きなさい。
1. 介護職は、目が見えない人に話しかけるとき、 先にからだに触ってはいけません。
答え ◯
2. 利用者が着替えに時間がかかるとき、介護職がすべて介護します。
答え ×
3. 頭皮は、からだの中で、汚れにくい 部分です。
答え ×

②介護の技能評価試験合格に必要なこと

介護技能実習評価試験のWEBサイトには、3年分の初級の学科試験の過去問が掲載されています。技能実習生にはまず過去問から勉強してもらい、その後は想定問題集を作って提供してあげるのがいいでしょう。

(参考:過去問はこちら

実技に関しては実際の試験場面をシュミレーションした練習を繰り返し行うことが必要です。実習生が自己流のやり方を覚えてしまわないよう、指導者がチェックしながら練習するといいです。

介護技能実習評価試験に落ちてしまっても、実習期間中であれば再試験が一度だけ認められます。初回と同様の申し込みと受験料が必要になります。もしもの時に備えて、日程に余裕を持って早めに初回の受験をすることをおすすめします。

介護の技能実習生に求められる日本語力

他職種の技能実習生と違い、なぜ介護の技能実習生にはこのような試験が義務付けられているのでしょうか。それは介護の実習生には会話力を中心とした日本語力が求められるからです。

①介護の技能実習生に会話力が求められる理由

介護の実習生は、建設業や農業などの他職種とちがって「人」を相手とする福祉サービスの仕事に携わります。利用者さんへの声かけや会話には日本語の話す力と理解する力が欠かせませんし、利用者さんの身体の状態を他の職員に伝える時にも専門用語が必要になります。

②技能実習生が日本語を話せないことで起きる問題

介護の現場では利用者さんや他の職員とのコミュニケーションがとても重要になります。日本語力が十分でないために、利用者さんが体調の異変を訴えても理解できなかったり、他の職員に、利用者さんの体調について伝えられなかったりすると、最悪の場合利用者さんの命の危険にも関わります。

ですから、介護の技能実習では一定の日本語力をつけることが求められるのです。

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